武装解除 -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書) / 伊勢崎 賢治
講談社
少し前の本ですが、読んでみて、自分には知らないことが多すぎる、と率直に思いました。 アフリカの失敗国家で少年兵がAK47を持ち、ゲリラとして戦う現実は、本で読んでたんですが、それを解除する側は知りませんでした。
本書の内容は具体的な武装解除(DDR)プロセスとそれに関するPKO/PKFの実際、及び作者の(日本の)平和論から成ってます。 DDRを実際に行った現場の人間の語る平和論には、説得力があります。みんなが好きな「現場の声」というやつのPKO版です。 少しだけ根本的な議論を避けるところがあるような気もしましたが(そして、たぶん、それは作者のなかで答えは出てる)、 日本は憲法の精神にのっとり平和を構築すべきだ、と語る内容は明快であり、DDRの現実がそれを補強しています。
テレビのこちら側で紛争をみているのならば、それは少しだけやめて、この本を読むのをお勧めします。テレビはその後で十分です。
posted at: Sun, 25 Jan 2009 02:18
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