Tamのover HTTPな異種間結合の松竹梅って?に対するコメントです。
若干、抽象的かつ技術的じゃない話をします。
全体最適化という言葉は意外とくせ者で、「全体最適」されたすばらしい世界(システム)があるような気がしてきます。実際、僕もナイーブにそんな世界を考えていたころもありました。
けれども、私の狭い見聞のせいかもしれませんが、そんな世界(システム)は今の今までみたことはありません。
なぜ無いんだろう?と考えたときに気づいたのですが、そもそも、企業や組織の「静的」な全体最適されたシステムを思い浮かべていたのだと気がつきました。 そもそも全体最適「化」なんて、まるで全体最適された状況が実在するような言葉の使い方です。
一体だれが全体最適、全体最適化されたシステムを決めているんでしょうか? 一つの答えは「経営戦略」、もしくは「経営者」です。かっこよく「ステークホルダー」とか言う人もいるかもしれません。 これは、まあ正しい答えですよね。経産省もそう言ってます。
さて、その経営者、経営方針、ステークホルダーは「静的」なんでしょうか? さらに全体最適化されたシステムはコンプライアンスも求められます。つまり法令と世の中ですね。 そうムリ、ぜったい静的な状況なんてあり得ない。 「静的」な全体最適なんて、その土台が動的なのですから、ぜったいあり得ないわけです。
じゃ、全体最適って虚構、空想、妄想なのかというと、むしろ「動的」な全体最適であれば実在すると思っています。
静的で堅固な素敵で存在しないシステムではなく、適切な組織体と職務分離があり、社内だからといってHTTPSと認証だけにセキュリティをまかせず(ファイアウォール必要という意味ではなくて)、システム投資は検証して、情報資産の棚卸なんかしちゃって、BCPも必要に応じてやってみたりして、ときどきそれらを振り返るという泥臭い人間系の話とSOAP/HTTPのような比較的柔軟に構成や仕組みを変更できるシステムが、噛み合うよう「努め」得られた一定の結果(NOT完璧な結果)が全体最適だろうと思っています。
Tamが引用している、全体最適化ばかりが、SOAP/HTTPの生きる道ではない。 (るいもの戯れ言)
そのココロは単純で、企業がデカくて、企業全体の統制がとれていなければ、社内のシステムはバラバラなわけだ。つまり自然と異種結合が重要となる。そこへ SOAP/HTTPはうってつけなのだ。そこには全体最適化という究極の目的は存在しないのだけど、てっとり早く、異種のサーバ、クライアント間をつなぐ技術は、他に存在していない。
の文脈でいえば、企業全体の統制が取れた結果のキレイに統合されたシステムが全体最適化ではなく、企業が能動的にコントロールしているときの企業システムが全体最適化されたシステムといっても、万人から満点はもらえないかもしれませんが、そこそこ外れている答えじゃないだろうと思っています。
