きっかけは中古カメラ屋のHOLGAコーナーでした。
無いだろうなと思って「LOMOありますか?」と聞いたところ、別店舗にオリジナルがあるらしいという話になり、なぜか30分後、ロシア語の説明書が付いたLOMO LC-Aを持っていたのでした。

反省していますが、後悔はしていません。
少し説明しますね。
世の中変わった人がいて、ちゃんと作られてちゃんと写るカメラよりも、工業製品としては二流でちゃんと写らないカメラが好きな人達がいます。そういったカメラはトイカメラと呼ばれており、その叙情的、幻想的ともいえる独特の画がうけているのです。
トイカメラの世界にはLOMOとHOLGAという二大ブランド(笑)があります。
LOMOは旧ソ連のメーカーで、LOMO LC-Aというカメラを製造していました。このLC-Aによる写真がウィーンなどヨーロッパ各地で受けて、Lomographyとよばれるカテゴリーが作られました。その後2005年にLOMOはLC-Aの製造をやめてしまいましたが、翌年からファンの声により中国でLOMO LC-A+というカメラが生産されています。
HOLGAは元々中国製で、その安価・大量生産による品質から生み出される写真もLOMOと同じように偶然性と独特雰囲気で人気になりました。
僕は、以前からHOLGA135BCという35mmフィルム(普通のフィルム)を使えるようにしたHOLGAを持っていました。オリジナルのHOLGAはブローニーフィルムというフィルムを使うため、ランニングコストが高すぎるし、LOMO LC-A+も35mmフィルムが使えるとはいえ普通のデジカメぐらいのお値段なので、HOLGA135BCでいいや、という感じで使っていました。
今回は中古カメラ屋での偶然の出会い、しかもLC-A+ではなくオリジナルLC-Aというところに惹かれてしまい購入してしまいました。

さて、手に入れて数日後、早速試し撮りを現像に出したところ「お客さんこれ何にもうつってないよ」という写真屋さんの衝撃のお言葉。どうやら、フィルム送り(スプロケット)のツメが甘く、フィルムが送られていなかったようです。
さらに撮り続けていると、何かの弾みで裏蓋が開いてしまう、というフィルムカメラとしては自殺行為を通り越してカメラとして機能しないレベルのアクシデントを招く事もわかってきました。
そんなLOMOですが、思ったよりレンズが明るくて(F2.8というのが公称、あくまで公称)フィルム感度にもよりますが、決まれば意外とパキっとした画も撮れるみたいです。高尾山での写真です。

でも、ちゃんと写っているのはヘタしたらフィルム全体の1/2か2/3ぐらいなんだよねー。なんせ裏蓋開いちゃうからさ!なかなか可愛いカメラです。
